複合機はコンビニでよく見かけます

複合機はコンビニに置いてあるのが一番身近だと思いますが、同じ系列のコンビニには同じ複写機メーカーの複合機が設置されています。複合機はトナーという基本的にY、M、C、Kの4色の色のついた粉を消費しているので、同じメーカーの方がメンテナンスがしやすいのも理由の一つです。

複合機とはスキャナーがセットされたコピー機にFAX機能やその他の機能が含まれる製品と考えればわかりやすいです。

スキャナーは原稿を読み取る部分で、受光素子としてラインCCDやCISといわれるものをモーターで移動させて読む構造になっています。

コピー機の元になるプリンターはインクジェット方式とトナー方式が有名ですが、コンビニの置いてあるのはトナー方式になります。インクジェットとトナーの大きな違いはプリント速度です。家庭で主に使用されるインクジェツトに比べてトナー方式は1分間に50枚プリントすることが可能になっています。

コピー機の原理は感光体という丸いドラムの表面に半導体レーザーやLEDを原稿の元になる画像データを信号として照射させます。次にカラー機の場合は転写ベルトといわれる樹脂製の薄いものに4色の粉を1色ごとにふりかけ、ドラムの信号データと接触させます。ドラムからベルトには静電気の原理で原稿のデータが写されます。

次にベルトから用紙にトナーが写されますが、よく紙詰まりした紙を取り出して上をこするとすぐに取れてしまうのはこの段階まで進んでいるものです。

最後に定着という熱と圧力を加えてトナーを溶かして用紙に移せば完成します。

日本の複写機メーカーは世界的にも技術水準が高いのですが、近年は成熟産業といわれるようになってきています。インクジェットはインクを購入してもらうことにより売り上げに貢献していますが、複写機も消耗品であるトナーで儲ける構造になっています。

安いトナーを入れ替えて使用できないように複写機本体には識別できるセンサーが付いています。

日本の複写機メーカーの組立工場はほとんど海外に生産移転されています。主にアジアが多く、中国、タイ、ベトナムなどに各メーカーの工場が設置されています。海外で生産されているのは人件費が安いことが主な理由ですが、消費する国の近くで開発、生産したほうが、その国の事情にあわせた製品を開発できるメリットもあります。

コンビニで見かける複合機はかなり大きいですが、A4機カラー複合機でもインクジェットプリンタよりも小型の製品があることはあまり知られていません。プリントスピードも速いのですが今一つ浸透していないのは残念が気がしています。